2011-12-19 住宅都市局現場視察

金城ふ頭を新たな交流・観光の拠点にするため、レゴランド、ホテル、商業施設など民間事業者からの開発の提案も踏まえ、歩行者デッキ、交差点改良、駐車場整備といった都市基盤整備の検討が行われています。

今回、所管する委員会として現場を訪れ、現在抱えている問題について調査しました。

まず今年オープンした日本で二番目となるリニア・鉄道館、いわゆるJR博物館を視察しました。
冒頭、館長から施設についてのご説明をいただきました。
この施設では、それぞれの時代を築いてきた39両の車両が展示されており、日本の高度経済成長期とともに歩んできた鉄道の歴史を見ることができます。
当初予想していた年間来場客数は60万人でしたが、予想を上回る1.5倍の90万人が訪れる見込みです。
アジアを中心とした海外からも注目されており、秋口からは修学旅行や社会見学にも利用する団体が増えてきたとのことです。
来場者の60~70%が家族連れ、70%が愛知県外から、30%の方があおなみ線を利用し訪れています。
あおなみ線の利用促進にも寄与しており、今後この一帯の整備が進めば、よりあおなみ線を利用する方が増え、あおなみ線の経営改善にもつながっていきます。

リニア・鉄道館内

リニア・鉄道館内

引き続き、利便性が高く、物流・港湾機能の妨げとならないような交通網を整備する必要があるため、駐車場の予定地、金城橋南交差点、汐止町交差点、ロス通り南交差点を調査しました。

金城橋南交差点

金城橋南交差点

そのためにも計画的に行政、民間事業者と一体的な整備を行うことが、ものづくり文化交流拠点として求められています。
まだまだ乗り越えなければならない課題はありますが、ひとつずつ解決に向け取り組んでまいります。

名古屋の物流の拠点となっているエリアです

名古屋の物流の拠点となっているエリアです