2010-11-10 地下鉄桜通線野並・徳重間の開業にあわせたバス路線の再編成について

11月10日(水)土木交通委員会が開かれ、地下鉄桜通線野並・徳重間の開業と、それにともなうバス路線の再編成について所管事務調査が行われました。
バス路線の再編成については、7月27日の土木交通委員会で素案が示され、8月中旬から緑区で2回、天白区で1回の地域懇談会が開催されました。
あわせて7月27日から9月10日までの間、電話・FAX・メール等により、地域の皆さまから交通局に対して、628件ものご意見・ご要望が寄せられました。
その中で、特に路線に関するものが大半を占めていました。

先の9月定例会・本会議・個人質問において、今回のバス路線の再編成素案について質問をし、交通局として皆さんからいただいたご意見については、今後、利便性や収支に与える影響の観点から検討し、可能なものについては見直しを行い、バス路線再編成案をとりまとめていきますとの答弁をいただきました。

また、私の事務所にも素案に対する不満や改善要望が数多く寄せられ、地域住民の市バスに対する必要性を強く感じ、要望書も手渡してきました。

地域の皆さまとともに要望書を渡してきました

地域の皆さまとともに要望書を渡してきました

そして今回、事業量が大きく増加しないもので収支に与える影響が小さく、お客さまの利便性の向上を図ることができるものについて可能な限り見直しを行い、
皆さまから寄せられたご意見・ご要望のうち、全体で32%、路線関係の経路変更では43%対応させていただきました。

素案の段階から見直し、路線を変更するものは6系統あります。

鳴子16
起点を島田一ツ山から地下鉄鳴子北に変更し、鳴子町・相川三丁目・鳴子みどりヶ丘を経由する路線に変更します。
幹原1
終点を相生山住宅のみとしていたものを、相生山住宅及び一部について島田一ツ山に変更します。
幹鳴子1
終点を大清水のみとしていたものを、大清水及び一部について地下鉄徳重に変更します。
徳重14
終点を名鉄有松のみとしていたものを、名鉄有松及び一部について鳴海団地まで延長します。
また、有松駅の名称を名鉄有松に変更するほか、東陵中学校、鳴海団地内郵便局、鳴海団地のバス停留所を新設します。
名港16
中京病院正面のバス停を経由することとしていたものを、現行どおりとすることに変更します。
緑巡回
起点を有松町口無池から名鉄有松に変更します。

今回のバス路線の再編成後、営業収支は約8億6000万円の赤字となる見込みで、これは再編成前と比べて赤字額が約8千300万円増える見込みとなります。

非常に厳しい運営状況ですが、お客様の利便性を高め、今後も維持・継続できる市バスの運営状況となるように、地域住民の皆さまが今まで以上に市バス・地下鉄をご利用いただきますようあわせてお願いします。

そして、いよいよ名古屋市においても、乗車券と電子マネーが一枚になったカード「manaca(マナカ)」が、平成23年2月11日(金・祝)よりサービス開始となります。

[参考]
始発・終発時刻

上り線(徳重~中村区役所)
始発  5:32(中村区役所着 6:08)
終発 23:53(中村区役所着 0:30)
      0:00(今池着 0:24)

下り線(中村区役所~徳重)
始発  5:30(徳重着 6:06)
終発 23:50(徳重着 0:26)

下り線(今池~徳重)
始発  5:31(徳重着 5:54)
終発  0:02(徳重着 0:26)

利便性の向上
徳重~名古屋の所要時分が約50分から、開業後約35分に短縮されます。

安全性の向上
ホームの安全対策として、桜通線全駅に可動式ホーム柵を設置します。新設4駅は開業時から使用し、その他の駅は順次使用を開始していきます。

各駅の概要図

概要図-鳴子北駅

概要図-鳴子北駅

概要図-相生山駅

概要図-相生山駅

概要図-神沢駅

概要図-神沢駅

概要図-徳重駅

概要図-徳重駅

バス路線再編成について詳しくはバス路線再編成資料(PDF 457KB)をダウンロードしてご覧ください。