2010-11-25 神沢中ブロック教育講演会

神沢中学校ブロックを対象とし「今どきの子どもたちの心・・・子どもたちのそだちをめぐって」というテーマで大高クリニック 大高一則院長(児童精神科医)をお迎えし、家庭教育セミナーが開催されました。

家庭教育セミナー

家庭教育セミナー

講演の中で、不登校について触れられ、以前は「学校に行きたいけれども行けない」という理由でしたが、現在は「妹の面倒を見なければならない。だから学校に行けない」というような現代の貧困という社会情勢を背景にした不登校も増えてきているとのことです。

また、児童精神科医の大高先生のもとには、小中学校に入学する前の子どもたちに関する相談件数が増えるという傾向にあるそうです。
私たちが育ってきた時代とは異なり、周りの空気を読まなければ生きていけないような、子どもたちにとって生きづらい世の中になっている現状であると教えていただきました。

大高先生による講演

大高先生による講演

私も子育て真っ只中の親として「子どもは空気を読まないから子どもである」「ベストマザーよりグッド イナフ マザー」という先生の言葉が強く印象に残りました。

昨今、家庭における子どもの数も少なくなり、子育てに対して、完璧を求め過ぎようとしがちな風潮があります。
子育てには完璧なマニュアルはありません。親も子どもとともに学びあい、お互いに一人の人間として成長していけるような親子関係を築き、家庭の教育力を高めていただきたいです。

これからも「子育てNo.1なごや」を目指し、子育て施策の充実に努めてまいります。