2010-7-15 溶融スラグ石材を利用した川の再生事例を視察しました

安城市郷東川にて、溶融スラグ石材を利用し川に敷き詰めるという自然型護岸改修工事の状況を視察してきました。
「溶融スラグ石材」は、ごみを焼却した際に残る残渣(ざんさ)の中に含まれている、ダイオキシンや有害な重金属類などの不純物を1500℃以上の高温で還元溶融し、時間をかけてじっくりと冷却させ、安定した結晶構造を持つ石材となります。
この溶融スラグ石材は、自然石が火山活動によるマグマから生成される過程をヒントに作り出された、新しいタイプの石材です。
今までは廃棄物焼却残渣は一般的に埋め立てられていましたが、この溶融システムにより再利用を可能にしました。
活用用途としては、コンクリート骨材、路盤材、河川・湖沼・海洋保全材として、石材採掘での自然破壊をなくし、石材リサイクル資源として活用することで、廃棄物を捨てるのではなくリサイクルもすることも可能です。
更には、レアメタルも分離抽出でき、都市鉱山としての機能を有し、地球環境への負荷を軽減し、資源の循環が図られています。

今回、この溶融スラグ石材を利用し工事が施工されてから5年が経過した郷東川を、地元の「郷東川をきれいにする会」の方と、溶融スラグ石材を製造している中部リサイクル株式会社の方々に説明を受けながら、現地調査を行いました。

ふじた和秀議員(瑞穂区)とともに地元の方から説明を受けています

ふじた和秀議員(瑞穂区)とともに地元の方から説明を受けています

工事の施工後、用水機能としてだけ利用されていたものから、草木が生え、生き物たちが戻ってきた、昔ながらの自然のある川になりました。

整備されていない用水護岸

整備されていない用水護岸

整備された用水護岸

整備された用水護岸

自然な川の流れが生まれています

自然な川の流れが生まれています

実際に、名古屋市山崎川でも親水階段付近の整備に利用されています。

山崎川でも導入されています

山崎川でも導入されています

山崎川の親水空間

山崎川の親水空間

今後の経過を見ながら、名古屋市内の他の河川でも導入できないか、また親水空間として人と自然の調和が実現できるところがないか調査・研究していきます。

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