本会議個人質問も終了し、今日から各委員会に分かれ、11月補正予算について審議が開始されました。
経済対策として約89億円補正予算が計上されており、道路舗装の維持・補修、治水対策、小中学校校舎等の大規模改造などの事業が行われる予定です。
私の所属する土木交通委員会では、舗装道補修、道路改良、治水対策、公園の整備、橋りょうの耐震補強など、安心・安全を確保するための生活に密着した、きめ細かな事業に関する審議が行われました。
地元緑区では、二ツ池が属する境川流域は、急速な宅地化の進展により保水機能が低下し、集中豪雨の影響で浸水被害が多発しています。浸水被害の軽減を図るために1時間60mmの降雨に対応できるため池整備が行われます。
また、扇川では中島橋から若田橋下流付近まで河道掘削(堆積している土砂等を取り除く作業)を行い、1時間60mm対応に必要な河川断面を確保して流下能力を向上させるものです。
扇川については以前から地域の皆さんからもご要望がありながら、平成23年4月にならないと愛知県から名古屋市へ河川の権限委譲が行われないので、これまでなかなか整備が進みませんでした。
平成21年9月の定例会本会議で扇川について質問し、今回の補正予算で河川の権限が委譲される前に整備されることとなり、ようやく皆さんのご要望にお応えすることができることとなりました。
他の政令指定都市の経済対策を盛り込んだ今年度の補正予算を調べてみると、北九州市が173億円、仙台市が135億円、札幌市が97億円と名古屋市よりも経済対策に力をいれた予算を組んでいます。
現下の厳しい経済情勢を鑑みると、名古屋市としてももっと大規模な補正予算を組み、より一層の経済対策をこうじる必要があります。