2023-06-29 本会議質問

文化財を守り、活用するための取組について
(1)未指定の祭礼行事に対する支援策の創設

市内各地域に根差した様々な文化財は、指定・未指定に関わらず、いずれも名古屋市歴史文化基本構想において、地域全体のたからとして位置付けています。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響により、地域のお祭りも開催できない状況が続き、後継者育成、地域の絆づくりなど、どのように継続していけばよいのかといった、不安や心配の声を耳にするようになりました。
そんな中、令和3年文化財保護法の改正により、国において無形の民族文化財の登録制度が新設されたほか、地方公共団体においても区域内にある文化財のうち、保存及び活用の措置が必要とされるものを登録できるとする地方登録制度が新設されました。
本市としても、未指定の祭礼行事の文化財としての価値を踏まえ、保存・活用のための措置が特に必要なものについて、新たに登録無形民族文化財の制度を設け、後継者育成など祭礼行事の継承に資する制度となるよう検討してまいります。
引き続き、皆様と共に、地域に伝わる貴重な文化財を守り、活用していくための取組を進めてまいります。

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